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この日、東大の先端研で標題の『三次元映像フォーラム』第74回研究会が開かれた。筆者も午前中におこなわれた基調講演で「フィルム系大型映像の現状とデジタル化の動き」と題して40分間、業界情勢を加味して話をさせていただいた。この会の世話役の東大の羽倉弘之特別研究員とは以前から3Dに関する情報交換をさせていただいており、この集まりにも何度かお誘いを受けていた。今回は特に大型映像関係者が珍しくズラズラ顔をそろえるというとで、筆者もいつもの司会役から昇格してお話をする立場で参加した。 会場の東大先端科学技術研究センター4号館講堂には早朝9時から午後の6時までという長丁場にもかかわらず熱心な関係者が100名以上参集し、メモをとりながらの研究会となった。午前中の「3Dデジタル・シネマ・コンテンツの現状と今後のありかた」という基調講演では、最初に「ユニバーサルコミュニケーション技術における超臨場感コミュニケーション技術」と題して竹内芳明氏(総務省情報通信政策局技術政策課 研究推進室室長)が下記の項目で総務省が中心になって行っている施策について解説した。 1.ユビキタスネット社会の実現に向けた取組 2.ICT研究開発の重点領域 3.ユニバーサル・コミュニケーションに将来イメージ 4. ユニバーサル・コミュニケーションの実現に向けて えらく細かくつくりこんだPPのスライドを元に話をすすめていたが、ド頭のお話としてはチト消化不良気味で概要総花、そいでもって中身詰め過ぎでやたら横文字造語のオンパレード、それにしても総務省っていろんなことをしてたんですね。できればこのテーマで半日くらい話を伺いたいものだ。 2番手がIMAXで「ゴジラ」を甦らせようようと怪気炎を吐く坂野義光氏(先端映像研究所)。20世紀で終焉したハズの「ゴジラ」を21世紀に再び登場させるパワーは並大抵ではない。それも「超大型映像《ゴジラ3D》」である。総予算も30億円を越えると超ド級。 完成が2007年なのでバンクバーで予定されている大型映像の世界大会GSCAで9月にお披露目はいかがでしょうか。日本から本格的なIMAX作品が何年ぶりかで誕生しそうです。 サイエンスワールドBCの巨大なスクリーンを「ゴジラ」のガオーっと吐く炎で焼きつくしましょう。それにしても坂野さんのキャラクターが「ゴジラ」以上にすごい。「思う念力、岩をも徹す」この言葉がひさしぶりに思い出されました。 3番手が大口孝之氏(映像ジャーナリスト)。「新たな立体映像の到来」と題して、3D映像の歴史をわかりやすく解説、この方の特殊映像に関する知識はとにかく豊富だ、敬服します。雑誌媒体にもよく執筆されているだけに話が整理されていて本当に参考になりました。ハリウッドの窮状と3Dの台頭がよく理解できました。 4番手が筆者で「フィルム系大型映像の現状とデジタル化の動き」と題して、近づきつつある、フィルムからデジタルへの動きを交えながら業界の現状を述べた。公演の後の質疑応答では制作側から「IMAX作品をぜひ作りたい」という熱っぽい意見が多数寄せられ、デジタル技術を多用した大型映像作品の可能性を進めるときが来たようである。本来なら今回の基調講演のトリをIMAX社のDon Savant氏(Managing Director,Asia pacific)が行う予定であったが急な出張でインド(ムンバイ)に行かれたとのこと、残念至極、Look Eastでもう一度、日本をご注目願いたいものだ。 午後からは「入力系・撮影」「処理系・ポストプロダクション」「保存系・メモリー」「表示系・ディスプレイ」「心理系・視覚」と理科系の話題と研究発表が満載で中身の濃い一日であった。 ---------------COPY RIGHT BY OHGATA JAPAN 2005 ALL RIGHTS RESERVED------------ |
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