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ランプなしには大型映像の投影はできない。これは当たり前のことである。夏休みに入り、どこのシアターでも一年中で一番入場者が多い時期を迎えている。ところがここにきて会員館でクセノンランプにトラブルが発生した。これは品質的問題ではなくメーカー側の対応の問題であった。IMAXのランプには機種によって15KW、7KW、4.5KWと3種類がある。一番多い15KWと7KWは国産のウシオ電機製のものを協会が斡旋事業の一環で各シアターに供給している。4.5KWはウシオにないため輸入モノを斡旋してきている。 クセノンランプは高価なものである、15KWは10年前1本135万円していた。この時代は輸入モノの独占市場で、競争原理が働いておらず、いわば輸入元の言い値で買わされていた。そこに国産のウシオ電機が新規参入してきたので、何とか安くていいものを供給してほしいというシアター側の要望を受けて、協会での取り扱いが始まっている。現在、15KWのランプは81万5千円まで売価が下がっている。 さて、今回のトラブルは4.5KWの輸入モノに発生した。現在、4.5KWは所沢航空発祥記念館と白神山地ビジターセンターで使用しているが、それぞれに同じ4.5KWでもランプの型式が違うというややこしいシロモノである。所沢のランプと白神のランプに は互換性がない。海外メーカーで一番困るのはM&Aで企業の合従連衡が日常茶飯事のため会社の実態が変わってしまうことである。さらに今回は輸入元まで変わってしまい、過去の経験則が生かされていなかった。ようは型番が違うものが2度も送られてきてしまい、あげくの果てにこちらがほしい型番は在庫がゼロの返答。シアター側はいつ切れてもおかしくないランプを睨みながら、このままでは上映中止の危機とヤキモキさせられっぱなしであった。最終的には対応パーツが届き、新機種を何とか取り付けることができたが、この情報化時代に何ともイライラさせられた3週間であった。国内では電話1本で済むことが海のむこうとなると・・・・うまくいかないもので。ご迷惑をかけた所沢航空発祥記念館には深甚よりお詫び申し上げたい。 |
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