2002年4月25日(木) 『IMAX初の宇宙もの3D「スペースステーション」発表会
宇宙飛行士・若田光一さんも出席』 |
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何かと話題の品川プリンスホテル エグゼクティブタワーにある「メルシャン品川アイマックスシアター」でIMAX初の宇宙もの3D作品『スペースステーション』の発表会が行われた。この日の午後から一般公開ということもあり、9時45分からの式典には内外のプレスの他に、全国のIMAXシアター関係者、またこの作品に出演している宇宙飛行士の若田光一さんも出席し、定員270名のシアターは立ち見が出るほどの盛況。改めて注目度の高さを伺わせた。
この作品、1週間前の4月19日にワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館で封切られ、世界中のIMAXシアター240館のうち100以上が上映を計画している。アジア地区では品川が最初の上映でシアターのオープニングに合わせたイベントとして企画された。 さて、作品の中身は、現在、16ヶ国が参加してプロジェクトがすすめられている「国際宇宙ステーション計画」の初期の段階をドキュメンタリーとして追ったもの。IMAXの宇宙ものとしては5作品目で「ザ・ドリーム・イズ・アライブ」「ブループラネット」「ディステニー・イン・スペース」「ミッション・ツー・ミール」につづいての作品である。制作にはIMAX、ロッキード、NASAという最強トリオがスクラムを組んで完成まで4年間を費やしている。ちなみに制作費は1,500万ドル(20億円)。
前作の「ミッション・ツー・ミール」では、冷戦構造から脱却した米ロが、宇宙開発を熾烈な国威発揚の場から、友好のシンボルとして捉えることで、平和の意味合いを問いかけ直していた。今回の作品ではそれを、もう一歩進めて「地球生活の限界を超えた夢を抱く人々の姿」を新開発のIMAX3Dカメラが感動的に記録している。
この作品を最初に知ったのは2000年5月19日に青山のカナダ大使館でIMAXのセミナーが開催されたおり、プロデュサー/監督のトニー・マイヤーズ氏が、数分の撮影素材を東京アイマックスシアターで試写しながら、宇宙空間にIMAX3Dカメラを持ち込むことを熱っぽく語っていたことを思い出す。今回の完成作品にも一部つかわれている、ロシア・バイコヌール基地でのロケット打ち上げシーンであったが、平地にロケットを無造作に立てて、花火を打ち上げるがごとき簡単さで「ドカン〜!!」と発射したのにはド肝を抜かれた。映像は3D効果が効きすぎてロケットが矮小化されエンピツ、いや、ロウソクが上がっていったおもむきであったが、いとも簡単にロケット打ち上げ成功の瞬間をみて、ソ連、いやロシアの高度な技術水準に驚嘆した。
それというのも若田光一さんが所属している宇宙開発事業団が打ち上げた「H-・ロケット」をIMAXカメラで収録するために走り回った身としては、気象観測衛星を軌道に乗せるのにヒイヒイ言っている、日本の技術力?にいささか自信を喪失した瞬間でもあった。 そういう意味からも一見の価値ありの作品である。若田さんも「カメラマンとしてダフィ船長の船内シーンや、カーゴベイの固定カメラを操作しました。もう2年前になりますが、作品を見て感動がよみがえってきました」と快活に語っていた。
「スペース・ステーション」はメルシャン軽井沢アイマックスシアター、敦賀のきらめきみなと館でも上映が予定されている。なお年末からは2Dシアターでも見られるようになる。
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