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| ■新作試写会 |
長野県穂高アイマックスシアターで開催 今回の会場となった穂高アイマックスシアターは1995年にオープンした座席数424の2Dシアター。隣接するガラス工芸館「アート・ヒルズ」とともに安曇野観光の有力施設となっている。運営は穂高町との3セク方式。同シアターにはオリジナルソフト『信州シンフォニー』があり、これを目当てに来場する団体客も珍しくない。通常はオリジナルソフトとリースフィルムの交互上映となっている。
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参加シアター数過去最高 韓国からも参加 ことしは世界大会のGSTAシカゴ大会が9月11日の同時多発テロの影響を受け、アジアからの参加者が減少したこともあり、今回初めて韓国ソウル・63シアター(IMAX)がJSTCに参加し、新作試写会を含むセミナー等に積極的に出席した。
当初、事務局サイドでは経済環境と地域性を考慮して、参加者を180〜200名と予測していたが、予想を越える参加者となった。この背景にはシアター側の危機意識が上げられる。 伸びない観客数から運営予算のカットなど取り巻く環境は厳しさを増していることもあり、「運営に役立つ情報」を求めて、アイマックス19館、ウルトラ70が1館、アストロビジョン9館、アイワークス等3館が参加した。一方、配給・制作側からも海外10名を含む100名以上の関係者が参集し新作の売り込みを図っていたが、シアター側からは、配給側、ハードメーカーがシアターの窮状をどこまで理解しているのか疑問視する声も聞かれた。
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新作試写13本 延べ10時間 2日間にわたる新作試写会では世界大会より多い13本が公開された。 目玉はディズニーの『美女と野獣』。一般公開前のお披露目ということもあり95分の超大作にもかかわらず最後まで観客をひきつけていた。 上映に先立ち解説に立ったブエナビスタ・ジャパンの佐野哲章
代表は、 「アニメ初のアカデミー賞受賞作品を時間をかけ修正し、アイマックスの大画面にこたえられるものにした。ミュージカルでのオリジナル曲も追加され見応えのあるものに仕上がっている。今後も大型映像向けに『ライオン・キング』『アラジン』と順次制作していく」と、ジャイアントスクリーンにかける姿勢を披露した。
この他に『BEARS(熊物語)』、『オーシャン・メン』、『グランド・キャニオン』(リメイク版)、『オール・アクセス』、『オーシャン・オアシス』、『アメージング・ケイブ』、『インシンク』『ロスト・ワールド』、『ヒューマン・ボディ』、『パンダ・アドベンチャー』、『シャクルトンの南極探検』、『海からの旅立ち−オリジン・オブ・ライフ』が上映された。 新作試写の延べ時間は10時間。各作品のタイムが伸びる傾向にありオール・アクセス65分、パンダ・アドベンチャー50分など、一般の劇場公開作品に近づいている。これはシネコン+1のシアターが急増したこともありより35mmフィルムとの競合関係が生じ、商業館での競争が激化していることを物語っている。 来年の上映フイルムを選定する立場のシアター関係者からは、 「バラエティに富んだ粒ぞろいの作品群」「文明と環境を考える、教育的作品が多かった」「自然、海、体内…みんな素晴らしい、これに空があれば…」等々。 一方、「3Dはもう作らないのか」「確実に観客を呼べる作品は2〜3本」という声も聞かれた。 このほか、例年10本以上が上映されてきた予告編が、今回は7本しかなく、北米でおきているアイマックス神話の崩壊が制作環境を悪化させ、来年以降の完成作品が減少傾向にあることを伺わせた。
| ■情報交換会 |
情報交換会に180名参加 ホストホテルの泉郷プラザホテル安曇野で26日、午後7時から開催された情報交換会には、試写会の疲れもみせず関係者180名が参集。
冒頭、穂高アイマックスシアター常務の若槻俊郎
氏から「多数参加いただき感謝している。シアターの運営は難しい。黒字がムリなら、せめて赤字幅を縮めたい。皆さんのお知恵をお借りしたい」とホンネの挨拶が飛び出した。
乾杯に立った望月豊仁
代表幹事(富士通ドームシアター)からは「大型映像の素晴らしさをたくさんの人に知っていただきたい。力を合わせ実りある大会にしよう」と宣言。
シアター、配給、制作関係者がそれぞれの立場を越えて交流した情報交換会は、この後2時間の予定を越すほどの充実ぶりだった。
浜田
徹監督による「信州シンフォニー」 今年の技術情報セミナーは、幹事館のオリジナル作品『信州シンフォニー』を監督した浜田
徹氏に作品の上映後、制作秘話を語っていただいた。 セミナー参加者60名のほとんどがプロダクション関係者で、浜田氏が持参した撮影当時の記録ビデオを見ながらの解説に興味深く見入っていた。浜田監督は淡々と作品の製作の経緯と目的、「テーマ」を歴史や文化の紹介との関連性を重視した点や、各シーンをつなぐ重要な要素となった「バイオリンを弾く少女」を登場や、彼女の成長を挿入した意図などを説明した。 つづいて『信州シンフォニー』の海外配給を受け持ったカナダ・モントリオール在住のプロデューサー、スティーブン・モリス氏がこの作品にほれこんで海外配給にまでもちこんだ経過を語った。 |
辛口のシアター運営セミナー 旅行代理店JTBの元信州ブロック総括支配人で現在、長野オリンピックのメイン会場となった「エム・ウェーブ」の営業企画部長を務める、土橋文行氏が『元旅行代理店支店長に聞く「団体誘致のノウハウ」』と題して熱弁をふるった。
土橋氏は3セク運営のオリンピック会場跡地の施設をなんとか黒字経営に持ち込むために、知恵を絞りながら職員の意識改革を徹底して進め「サービス業の原点」を見つめてきた経緯を披露した。
公営のシアターを運営する科学館や博物館も早晩、独立行政法人化が進むものと思われる。現在、教育委員会等で運営されているシアターも市場原理にさらされることになり、土橋氏の体験談に「身につまされる話」として熱心にメモをとる担当者の姿が印象的であった。
定着したトレードショウ 恒例となったトレードショーには8社が参加。シアターエントランスには各配給会社がポスターやバナーなどの宣伝材料を掲げ、ビデオを上映し作品の売り込み、紹介をおこなった。各種ノベルティやビデオ、DVDなどが関係者に配られた。 |
参加社はつぎの通り ・さらい ・アイマックスジャパン ・IMAGICA ・シネマジャパン ・ウシオ電機 ・五藤光学研究所 ・D&Dピクチャーズ
・日本大型映像協会 |
技術チームの奮闘光る 2日間で延べ10時間、13本の新作試写を受け持ったのが、穂高アイマックスシアターの女性オペレータチーム(古幡、中村、二木、田中)と、各シアターえり抜きの助っ人の合同チーム。 JSTC2001技術担当として富士通ドームシアターの小宮洋行氏をチームリーダーに、USJの藤元亮氏、メルシャン軽井沢アイマックスシアターの小林浩信氏、挨拶がてら映写室へ顔を出したが最後、最後まで音声の面倒を見てくれた西海パールシーの松永久明氏、そしてアイマックスジャパンの三浦健氏と豪州の力持ちニール・ロビンス氏。
今回は大半のフィルムを事前に富士通ドームシアターで編集、音合わせをおこない穂高アイマックスシアターに持ち込んだので、「楽勝」ムードがただよっていた。 ところが、『インシンク』の音と映像が合わず、技術チームは苦戦。結局、2日間の徹夜作業となってしまった。黙々と作業をこなす職人魂に、頭の下がる思いだった。 過去最高の新作試写をパーフェクトにこなした技術チームの奮闘に感謝したい。 |
Staff
Credits [技術チーム] 小宮 洋行 / 富士通ドームシアター 藤元 亮 / USJ 松永 明久 /
西海パールシー 小林 浩信 / メルシャン軽井沢アイマックスシアター 三浦 健 / アイマックスジャパン ニール・ロビンス /
アイマックスジャパン 古幡 幸希 / 穂高アイマックスシアター 中村 博孔 / 穂高アイマックスシアター 金井 邦佳 /
穂高アイマックスシアター 田中 美保 / 穂高アイマックスシアター [運営委員] 柳 奈津子 / アイマックスジャパン 持松
和弘 / サントリーミュージアム[天保山] 向井 こずえ / サントリーミュージアム[天保山] 古屋 嘉祥 / シネマジャパン 望月
豊仁 / 富士通ドームシアター 小宮 洋行 / 富士通ドームシアター 竹内 博 / 穂高アイマックスシアター 小林 浩信 /
メルシャン軽井沢アイマックスシアター 鈴木 広幸 / 日本大型映像協会 [事務局] 石川 あゆみ / 日本大型映像協会 芭蕉
裕子 / 日本大型映像協会 |
 
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