大型映像とは
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作品ガイド
おすすめの作品紹介
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北の煌〜昆布、命のきらめき〜
北の煌冬、ロシア、アムール川下流から凍った流れが、オホーツクにそそぎこみ、流氷が誕生する。この流氷が昆布と大きな関係を持つことになる。流氷は、海流や季節風と共に北海道へ来る。ときに流氷は、昆布を根こそぎ引きちぎることもある。しかし、同時に雑草も除去して、海底をきれいにする役目も持っている。春、昆布は1日に10センチから20センチも成長する。夏になるまでには数メートルもの昆布になる。夏、北海道の短い夏が昆布漁の季節。限られた時間内、一度に500隻もの船が大海に散っていく。一度漁に出ると、船は昆布でいっぱいになるまで採り続ける。収穫された昆布はすぐに干され、やがて浜一帯は、昆布で埋め尽くされる。冬、そして、流氷が…
ロシア、アムール川周辺の生撮シーンを西側世界で初めて空撮に成功。全編に渡って飛行機や船からの映像など迫力あるシーンばかり、まるで本当に飛行機や船に乗っているのではと感じるほどの圧倒的な臨場感が全天周大型ドーム映像で迫ってきます。また、日本初の試みとして、上映開始前にドームスクリーン裏側をライトアップ。光と音のパフォーマンスも楽しめます。
制 作 ・ 配 給
制作年 1993年
上映時間 10分
企画・製作 ヤマトタカハシ(株)
制作 ジェイ・アイ・シー北陸支店
(株)C・P・CORE
IMAGICA
映像監督 竹内 勤
配給 ジェイ・アイ・シー北陸支店
流氷のくる海-オホーツク-
流氷のくる海作品のエピソードなど監督にあたった高橋氏は(株)五藤光学研究所制作の「FISH EYE 1990年版」の中で当時の撮影の苦労を次のように語っています。「中略〜機材をセットした途端、大波がカメラに襲いかかり、モーターが海水を浴びてしまった。控えのモーターを急遽、東京から届けてもらう。翌日・空撮の為・カメラをヘリコプターに取り付けて飛ばすが、スイッチを入れても作動しない。このモー夕ーは寒冷地仕様になっていなかったのだ。真冬のオホーツク海上空は・マイナス30度を越えるのである。思案した挙げ句、薬局でベンジンカイロを30個買って・カメラとブリンプの間に歩折り込む。カメラはやっと動いてくれた。〜中略」
こうして完成した作品には、紛れもない流氷のくる海オホーツクがリアルに描きだされています。春から夏にかけて、色とりどりの花が咲き乱れるオホーツク海沿岸。眩しい夏の光にかげりがさして、空がいっそう高く感じられるようになると、燃え立つ秋の訪れです。そして、長く厳しい冬。夜明け前の沈黙する流氷原、風の唸り声をあげる流氷原など、流氷のくる海オホーツクはさまざまな表情をみせます。
この作品では、自然のメカニズムが生み出す美・自然界の厳しさと偉大さ、この地域に生きる人々との共生の姿という視点により、「流氷」の限りない生命感を表現しています。
制 作 ・ 配 給
制作年 1991年
上映時間 12分
企画 北海道
製作 (株)五藤光学研究所
(有)浮田事務所
プロデューサー 浮田 洋一
金子 益己
監督 高橋 一夫
撮影 神津 和晴
配給 (株)五藤光学研究所
世界遺産白神山地- いのち輝く森 -
A World Heritage Area The Shirakami Mountains
- A Forest Full of Life -
世界遺産白神山地導入部分では、海外の代表的な3カ所の世界自然遺産が紹介され、続いて生命科学者ライアル・ワトソン博士が、現地から白神山地の価値について説明します。
本編では、白神山地の四季折々の美しい姿を背景にして、俳優の藤岡琢也氏が扮する樹齢300年のブナの巨木が、イヌワシやクマゲラ、アオモリマンテマなど、絶滅が心配されている森の動植物をはじめ、森の保水力や世代更新、マタギと呼ばれる人々と森との関わりなどについて、わかりやすく解説してくれます。映像をさらに印象深いものにしている音楽は、作曲家の三枝成形氏によるもので、郷愁を誘う調べは心に安らぎを与えてくれます。
当作品は3年の年月をかけて製作されましたが、ブナの黄葉を茶色に変えた季節外れの降雪や、地元の人も記憶にないと驚いた早い雪解けといった自然の気まぐれに翻弄されて撮影は難航しました。そうした中で、暖冬のため氷柱の崩落が続いていた乳穂ケ滝の見事に氷結した姿を撮影できたのは、白神の山の神のせめてもの慈悲だったのかもしれません。また、ブナの巨木が回想する「マタギ」の再現シーンは、諸般の事情から今回限りの撮影になるのではないかと考えられており、すでに失われつつある森と人間との伝統的な共生関係を記録した貴重な映像であると言えるでしょう。
制 作 ・ 配 給
制作年 1998年
監修 Berner Herzog
構成 吉川 透
指導 齋藤 宗勝(盛岡大学短期大学 教授)
作曲 三枝 茂彰
語り 藤岡 琢也
題字 駒井 鷲静
プロデューサー 土井 瑞穂
伊藤 三千男
企画 青森県
配給 日本シネセル(株)
べにばな抄
べにばな抄山形県村山地方(山形の母なる川「最上川」の中流域にある地方)は、盆地特有の気候もあり古くから紅花の栽培が盛んに行われてきました。中でも、現在の河北町一帯の紅花は「最上紅花」と呼ばれ最高の品質と言われてきました。
謎の古老が、紅花について描かれた屏風絵に沿って語りはじめる作品は−
春に種が蒔かれたべに花がやがて半夏生(はんげしょう:今の7月の初め)の頃に花が咲き、それが摘まれて長い道程を経て紅染め・紅粉として上方・江戸の人々を魅了するまでの一連の流れの中に、紅花交易とともに河北町にもたらされ今もなお大切に保存・伝承されている京文化や谷地どんがまつり、また、紅染めの伝統を守り伝える人々の姿など紅花のすべてと、山寺・月山・最上川といった山形を代表する風景を画面いっぱいに紹介しています。
制 作 ・ 配 給
制作年 1995年
上映時間 12分
企画 山形県河北町
製作 (株)五藤光学研究所
(株)電通プロックス
信州シンフォニー
信州シンフォニー93年夏、松本を会場に開催されました信州博覧会に於いて、長野県の企画として圧倒的人気を博した長野県館は、信州の自然と伝統文化を巨大なスクリーンに22分の映像として映し出しましたが、このフィルムをべースに追補を重ね、35分の作品にしたのが「信州シンフォニー」です。
物語は、宇宙の中の奇跡の星「地球」の誕生のドラマから始まる。海のない信州もかつては海であり、地殻変動の激しいドラマが展開された。その痕跡が地球の記憶のように貝の化石や、フォッサマグナと呼ばれる大地溝帯に残されている。
厳しい自然環境の中で、生きた化石として奇跡のように生き続けてきた雷鳥のように、信州の人々は厳しい自然環境を克服し、信州独自の優れた文化や産業を育んできた。そんな貴重な信州の遺産や人々の営みが、自然が鮮やかに変化する四季のドラマとともに描かれている映像詩です。
北アルプスの雄大な姿と雷鳥、日本三大火祭りとして知られる野沢温泉の道祖神祭り、6年に一度繰り広げられる諏訪大社御社祭りの木落しや、また思わず息を呑むスリリングなアルピニストのロッククライミングのシーン等々。信州各地の四季を通して一番美しいときに撮影した映像を素嚇らしい迫力と臨場感でご覧頂けます。
制 作 ・ 配 給
制作年 1995年
上映時間 35分
プロデューサー 高橋 昌男
監督・脚本 浜田 徹
撮影監督 吉村 隆
照明 松浪 日出夫
音楽 谷川 賢作
ナレーション 樫山 文枝
配給 (株)電通プロックス
柳生博のさんべ自然紀行
柳生博のさんべ自然紀行三瓶山北の原自然林に遅い春が訪れると、ユキワリイチゲの花が咲き、春の妖精ギフチヨウがスミレサイシンの花に蜜を求めます。
島根県のほぼ中央に位置する三瓶山は、大山火山帯に属する火山で、空から見る三瓶山は、男三瓶、千三瓶、孫三瓶、女三瓶の4つのドーム状の山を環状に並べたような形をしています。出雲神話によると、三瓶山は大山とともに、島根半島を引き寄せるための綱をつなぎとめた杭にされたと記されています。
三瓶山の風景は、古来、人と自然とがうまく関係を保ちながら作りあげてきたものです。放牧牛の落とし物を片付けるオオセンチコガネやダイコクコガネも、三瓶山の草原になくてはならない存在です。
夏の夜、遠く日本海にイカ釣り船の漁火を見ることができます。透き通った空には、満天の星が、宝石を散りばめたように輝きます。
秋です。北の原自然林にキバナアキギリが咲き乱れます。花の蜜を吸いに来たトラマルハナバチの体を、キバナアキギリのおしべがしっかりと押えつけて花粉をこすりつける様子は、生き物たちのすばらしい関わりの世界を教えてくれます。
ウメバチソウ、リンドウ、アキノキリンソウ、サンベサワアザミ、マツムシソウなど、草原の花が秋風にゆれます。
「遠い縄文の時代から人と自然がたおやかに交わり拓いてきた三瓶には、日本の原風景を観ることができます。・・・私の大好きな三瓶の自然です」柳生博名誉館長が、やさしく語ります。
制 作 ・ 配 給
制作年 1998年
上映時間 15分
監修 島根県立三瓶自然館
監督 豊川 隆典
製作 (株)エンコム
(株)イマジカ
企画 島根県
島根県立三瓶自然館
撮影 篠田 雪夫
音楽 メディアカンパニー